「ひと目見た時から、店の前を通るたびに気になって気になって仕方がない。」
そんなお店、誰もが1つや2つお持ちではないでしょうか?
今回、私が前から柏の葉キャンパス周辺をうろうろしていて、ずっと気になって仕方がなかったお店の1つのこのボタニカルガーデン「Grün(グリューン)」をご紹介します。
「Grün(グリューン)」は、ドイツ語で「緑」という意味です。
「これでもか!」というほど、店頭からあふれ出している観葉植物たちが印象的なお店です。
その圧巻の植物量から、見た目では観葉植物屋さんと思いがちです。
しかし、ここでは観葉植物のショッピングだけでなく、なんと自然派の自家製スムージーやフードも楽しむことができます。
ボタニカルな空間で飲むスムージーは、地元民にも大人気です。
一体どのようなお店なのでしょうか。
まずは、外観
柏の葉キャンパス駅から「柏の葉かけだし横丁」沿いを5分ほど歩いていくと目に入るボタニカルガーデンGrün(グリューン)。
Grünは、「KOIL LINK GARAGE」の角に2022年3月にオープンした「ボタニカルガーデン」と「スムージー&ジュースバー」のお店です。
その圧倒的な観葉植物のボリュームに、道行く人も興味津々。
「え〜、どれにしよう」
「これいいんじゃない?」
店の前で、そんな買い物客の声が聞こえてきます。
飾られている観葉植物などは、ほとんどが売り物です。
自分の部屋に飾るのもよし、友達への贈り物にもよし、親へのプレゼントなんかも喜ばれそうで、まだ店内に入っていないのに楽しくなってきます。
眺めているだけでも心が安らぐので、改めて観葉植物の良さを実感しますね。
よく見ると、おしゃれな手書きの看板には大きく「SMOOTHIE(スムージー)」の文字。
暑くなってきた今の季節、キンキンに冷えた自家製スムージーを我慢せずにはいられません。
このボタニカルガーデンの中で、スムージーをいただくことを心に決め入店します。
いざ、店の中へ
店の中に入ると、圧巻のボタニカル祭り。
何百種類もある観葉植物が店内を埋め尽くしています。
目の前にはカウンター席があり、そこで注文。
こちらがメニューです。
スムージーだけでなく、コーヒーやジュース、フードまで幅広いラインナップです。
「自然の力を通し心と体に力を」がGrünのコンセプト。
植物性の原材料のみ使用した、健康メニューが勢揃いしています。
1Fのカウンター席だけでなく、「2Fにも席があります」と店員さんに言われ、いざ2Fへ。
すると、目の前には植物や木々がそこらじゅうに絡みついた「エコらせん階段」。
この「Grün名物 エコらせん階段」は、全て廃材を再使用して作られているそうです。
藤づる、ザクロ、ムベ、ドウダンツツジなどが至る所に巻きつけられていて、植物好きにはたまりません。
この「エコらせん階段」の植物を楽しみながらゆっくり上がります。
2Fには、カウンター席や外のテラスもありました。今回は観葉植物に囲まれながら「ボーッとリラックスしたいな」と思い、ソファー席をチョイス。
めちゃくちゃおしゃれです。
緑につつまれていると、待ち時間が非常に心地いい。
そしてやさしく聞こえてくるのは、まるで大自然を思わせる鳥の鳴き声や水の音。
どうやら2FのBGMは「R-LIVE」の森の原音が使用されていて、心地いい自然音がまるでマイナスイオンかのように身体をリラックスさせてくれます。
圧巻の緑にこの森の原音が加わった空間は、柏の葉キャンパスの中でも唯一無二の自然の力を感じる「リラックス空間」ではないでしょうか。
自家製スムージー「ピニャグリーン」と「柏の葉ボウル」のおいしさたるや
心身ともにリラックスしていると、1Fから聞こえてきたのは「ヴーン、ヴーン」というミキサー中のスムージーの音。
癒されすぎて、スムージーを頼んだことが頭から飛んでいってしまっていました。
今回、私が注文したものは、1番人気のスムージー「ピニャグリーン」と「柏の葉ボウル」。
とても上品なたたずまいで運ばれてきました。
「ピニャグリーン」は、自家製アーモンドミルクとフルーティな味わいを楽しむことができ、本当においしいです。スムージーの緑色はほうれん草だと思います。
他には、ココナッツミルク、パイナップル、バナナ、ココナッツフレーク、アガベシロップが入っているようです。
添えられていた珍しい金のストローを使って一気に飲み干したいところですが、キンキンに冷えているので味わいながら少しずつ。
飲んでいる途中で気がつきましたが、スムージーの冷たさが金のストローにも伝わって、コップ、ストロー、スムージーの全てがキンキンに冷たくなります。
暑くなってきた今の季節にはたまりません。
勢いで頼んだ「柏の葉ボウル」は、これも珍しい金のスプーンでいただきます。
スプーンを差し込むと、野菜の下から出てくる大量のパワーフード「キヌア」。キヌアをサラリーマンのランチ級にガッツリいただけるのは、かなり贅沢です。
たっぷりかかったパプリカドレッシングを少し混ぜて、口に入れると自然と出る「うまい」との一言。
見逃せないのが「自家製メープルテンぺ」。小さい鶏肉のように見えますが、原料は大豆など。この「テンペ」を野菜とキヌアと一緒に食べると、これがまた食感がお肉みたいでおいしいです。
タンパク質と野菜、パワーフードが同時に摂取できる「柏の葉ボウル」。
他には、ほうれん草、人参、黒インゲン豆が入っていています。
この店の外観から、このようなおいしいスムージーとフードが食べられると一体誰が想像したでしょうか。
他のメニューの期待値もぐっと上がります。
コミュニティエリアがある!
2Fには、「コミュニティーエリア」が用意されています。
Grünは、【人×街×植物】が繋がるコミュニティを作り、育てることを大事にしており、「シェアする本棚」や「ギャラリー」、時期によっては「イベント」などがおこなわれるようです。
「シェアする本棚」は、自分の1冊が誰かにとって大切な1冊になるかもしれない。
そんな温かみを感じる本棚です。
それぞれさまざまな出会いをしてきた小説や絵本、ビジネス本たちがまるで「シェアする本棚」の上で仲良く寄り添っていて、やさしさあふれるコミュニティーエリアになっています。
不定期におこなわれるイベントやワークショップなども楽しみです。
今回訪れたGrünは、まるで自然をテーマにした1つのテーマパークにいるかのようでした。
外から見ると圧巻のボタニカルガーデンが印象的なお店ですが、中に入るとフードやドリンク、本などもいろんな魅力を楽しむことができます。
小窓からスムージーをテイクアウトして、柏の葉を散策してみるのもいいですね。
いろんな楽しみ方ができて、来る人に「自然の力」を与えてくれる。
そんなGrünに、ぜひ一度訪れてみてください。
Grün(グリューン)
住所:千葉県柏市若柴中央146街区1
アクセス:つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」から徒歩約5分
TEL:スムージー&ジュースバー(1F) 04-7136-7863
ボタニカルガーデン 04-7136-7861
営業時間:スムージー&ジュースバー(1F) 9:00-16:00
ボタニカルガーデン 10:00-18:00
定休日:月曜日