松戸市上本郷の閑静な住宅街に、中世から長きに渡り、大切に残されている湧水があります。
その名前は「カンスケ井戸」です。
松戸市に住んで30年以上の私、初めてカンスケ井戸を見に行ってきました。
マイナスイオン出てる!?と思うくらい癒されてきたので、今回はカンスケ井戸がどんな場所なのかレポートします!
カンスケ井戸に行くには歩きやすい靴がおすすめ
カンスケ井戸は、常磐線北松戸駅、新京成線上本郷駅から徒歩約11分のところにあります。
地図では11分ですが、実際はもう少し歩いた感じがありました。
ここの地域は坂が多く、アップダウンが激しいのです。
近道しようとすると、階段を使ったりもするので、歩きやすい靴で行かれることをおすすめします。
予想以上の勾配に、ひぃひぃと息切れしている私の横を、スタスタ歩いていくご高齢の方々…
「人の身体って、やっぱり習慣でできているのか…」
と絶句しました(笑)。
カンスケ井戸は昔の人の生活用水として活用されていた
やっとの思いでカンスケ井戸に着きました。
想像していたよりも、とてもキレイに整備されています。
かつて、カンスケ井戸の水は人々の生活用水として利用されていたそうです。
すぐそばにある石段は「井戸坂」と呼ばれ、この井戸で汲んだ水を、丘の上まで運んでいたと言われています。
こちらが井戸坂です。
竹林が生い茂っていますが、晴れた日の昼間はとても明るくひらけています。
水の音の癒し効果がすごい!
水が透き通っていて、とてもキレイです!
周辺の草もスッキリ刈られていて、鯉が優雅に泳いでいました。
井戸というよりも湧水という感じです。
この湧水の音にとっても癒されました♪
例えるなら、木々に囲まれた源泉掛け流しの露天風呂で聞こえてくるような、ふと心が解放される音です。
そして、この辺りは整備されていて、空気もキレイで気持ちがスッキリする感じがしました。
調べてみると、上本郷エリアの台地にある寺社は風水に基づいて配置されているそうなので、もしかしたらその影響もあるのかもしれません。
カンスケ井戸の近くにある前田公園で一休み
カンスケ井戸の南側には、前田公園があります。
植木が少なく、視界がひらけているので、防犯面でとても安心です。
カンスケ井戸の水音の癒し効果が高いのか、近隣住民の方々がベンチで休んでいたり、お散歩をしていたりしました。
ストライダーで遊ぶ子どももいました。
井戸坂の上には吉田松陰ゆかりのお寺があります
カンスケ井戸の横にある井戸坂を登ると、本福寺があります。
長州藩を脱藩した吉田松陰が宿泊したお寺だそうです。
その他、上本郷の七不思議「切られ地蔵」もあるそうなので、またの機会に足を運んでみようと思います。
上本郷湧水・カンスケ井戸は、水の音に癒しを感じる方や、魚を見るのが好きな方はもちろん、歴史が好きな方にもおすすめのスポットです。
松戸市最古の神社といわれ、徳川家康より社領を寄進された「風早神社」、戦の神が祀られている「明治神社」も徒歩圏内にあるので、鎌倉時代の名残もたのしめます。
松戸市の歴史に興味がある方は、ぜひカンスケ井戸にも足を運んでみてください♪
カンスケ井戸
住所:千葉県松戸市上本郷2378
アクセス:常磐線北松戸駅、新京成線上本郷駅から徒歩約11分