今回ご紹介するのは、流山市野々下にある小菅製パンさんの❝ワケあり販売❞。
このワケあり販売は、いつも行列ができるほどの人気ぶり。
そんなにも愛される理由を探るべく、実際にお邪魔してみました!
小菅製パンのワケあり販売って?
小菅製パン株式会社は、幼稚園や小学校、あるいは病院などの給食用パンを卸売している会社です。千葉県民なら「小菅パン」の名前を知っている方も多いのではないでしょうか。
給食用パンをメインに製造販売されていますが、直営店の展開や、スーパーでの出張販売を通じて、一般の方でも小菅パンを手に入れることはできます。
そうした一般の方向けの取組の1つとして「ワケあり販売」があります。
この「ワケあり販売」では焦げや割れなどで規格に沿わなかった、注文キャンセルなどにより行き場を失ってしまった、など事情により出荷できなかったパンを格安で販売しています。
2010年から実施されているそうで、昨今話題のフードロス削減の取組の先駆者ですね。
破格のパンを目当てに朝7時から…
以前は毎週土曜日に開催されていましたが、現在は隔週(第1、第3土曜日)を基本として実施しているようです。早朝から行列ができるのは毎度お馴染みの光景で、寒い冬でも暑い夏でも、朝7時の段階で10人以上並んでいるなんていうのは通常運転。
子どもがいるとどうしても朝7時から並ぶことは難しく、結局朝9時過ぎに工場前に到着しましたが、すでに列には2,30人が並んでいて出遅れ感が否めません。買えるかなあ…。
30分ほど待ち、ようやく売り場に入ることができました。
まず目に入るのは大きなポリ袋に入った大量のねじりパンやコッペパン!
そして隣にはダンボール箱に入った個包装のパンたち。
どれにしようかな…
って、これ1箱で400円!?
菓子パン類も1つ60円と破格です。
結局、我が家の冷凍庫事情を考慮し、この日は
- 食パン(3斤ほど!)170円
- 激辛カレーパン 60円
- 普通のコロッケパン 350円
合計580円のお買い物でした。
購入したのは朝10時ぐらいでしたが、この日はすでに品薄で、このワケあり販売の人気を改めて実感しました。
ワケあり販売の醍醐味は安さだけではない…?
総じて安い!…んですが、少し気になるお値段のものがありますね。
コロッケパン、あまり安くないのでは…と思った方、ご安心ください。
改めて購入したパンを写真でご紹介します。
食パン。3斤ぐらいあるので、片手で持つにはちょっと重いです。
激辛カレーパン。大きさ・重さは普通ですが、味は激辛の名に恥じぬ辛さで、この辛さが60円で手に入るのはお得です。
普通のコロッケパン。何が❝普通❞なんだろう…
って、全然普通じゃない。
ロールパンからガッツリはみ出るコロッケ。
ロールパンの❝おまけ❞感がすごい。
長さは500mLペットボトルぐらいあります。
350円でも納得のボリュームです。
そして肝心のお味は予想以上においしい!パンもコロッケも、変に尖ったところはなく、安心できる味です。パンとコロッケ、それぞれ食べてもおいしいのですが、ロールパンのほのかな甘さとソースのスパイシーさが合わさるとよりおいしい!飽きずに食べられます。
…もっとも、パンの部分に辿り着くまでがかなり長いんですけどね。
このワケあり販売では、食パンやロールパン、コッペパンなど、給食でよく登場するパンから、珍しい味のジャムが入った菓子パンなど、毎回バラエティに富んだラインナップが用意されています。当日何が販売されるかは、売り場を見てのお楽しみ!なので、まだ見ぬパンとの出会いを求めて通ってしまいそうです。
並んでいる時のワクワク感や、ダイナミックな商品を見た時の驚きは普通のパン屋さんではなかなか味わえないもの。
小菅製パンさんのワケあり販売、ぜひお試しください。
小菅製パン株式会社
住所:千葉県流山市野々下3丁目938-1
アクセス:東武アーバンパークライン「豊四季駅」より徒歩約4分
電話:04-7144-9161