「子どもは自然にたくさん触れて、思いっきり遊んだほうが良い!」
このような話を聞くたびに、
「そもそも近所に自然がほとんどないよね~」
と思っていたのですが…
ありました!
ベッドタウンではほとんど見られなくなった里山が、柏市酒井根の住宅街に残っていたんです!
その里山は「酒井根下田の杜」と呼ばれています。
広辞苑によると『里山』とは「人里近くにあって、その土地に住んでいる人のくらしと密接に結びついている山・杜林。」という意味だそうです。
「酒井根下田の杜」は、まさに里山で、杜や田畑、湧き水から成る水路があり、さまざまな虫や鳥、魚が生息しています。
今回は、初夏の気温の中「酒井根下田の杜」に行ってみたのでレポートいたします♪
いざ!里山へ!
「酒井根下田の杜」は東武バス「竜光寺前」から5分ほど歩いた所にあります。
道路脇にフクロウの案内板があるのでわかりやすいです。
こちらの案内板を見つけ、矢印の方に目を向けると…
入り口らしき場所が見えました。
車一台分が通れる道幅になっていますが、車両通行は禁止となっているので要注意です。
駐輪場は、入り口すぐにあります。
「酒井根下田の杜」は自転車の乗り入れが禁止になっているので、ここから奥へは徒歩での移動のみとなります。
さっそく看板を発見!
「酒井根下田の杜」は、柏市の酒井根特別緑地保全地区に指定されています。
約2.6haもあるなんてびっくりです!
新緑が元気よく茂っていて、空気がキレイでした♪
この日は30度近くの猛暑日でしたが、木陰に入れば体感的には1~2度低いくらいに感じた気がします。
田畑や野原、沼などの自然を身近に感じられます
少し歩くと畑が見えてきました。
立ち入ることはできませんが、収穫や草取りはボランティアの方と一般の方が一緒に行うそうです。
圧巻の野原..!
バッタ広場と呼ばれていて、たくさんの昆虫が生息しているので、草刈りの際は、昆虫たちが気持ちよく暮らせるよう、高さ10センチまでと決められているそうです。
この日は虫取りをたのしんでいる家族が数組いました♪
バッタ広場のすぐそばには田んぼがありました。
家族連れの親御さんが、田んぼを凝視しながらジーっとしていたので様子をうかがうと
「ドジョウがいるんですよ。でもすぐ潜っちゃう。」
とおっしゃっていました。
ドジョウのほかにも、カエルやザリガニもいるそうです。
大きなトンボもたくさん飛んでいました♪
田んぼのすぐそばには沼があります。
沼の木陰で二羽のカルガモが仲良く休憩中♪
大きなオタマジャクシもたくさん泳いでいて、初めて見たわたしは興奮気味に写真を撮りました(笑)。
トイレはキレイでしっかり管理されているので安心して使えます。
自然のままに残っている水路は、水がサラサラと流れていて、気持ちがとても落ち着きます。
ベンチでは散歩中の方が一休みしていました。
ひととおり散策したあと、再びバッタ広場へ。
息子はこの場所がとても気に入ったようで、
「ちょうちょ!ちょうちょ!」
とチョウチョを追いかけ走り回りました♪
「酒井根下田の杜」を守り続けるためのルール
「酒井根下田の杜」は、柏市とNPO団体のみなさん、そして市民の方々の保全活動によって守られています。
鳥や虫が気持ちよく過ごせるよう、また、生態系を守るためにペットの同伴やボール遊び、動植物の持ち込みは禁止となっています。
市民のみなさんもルールを守ってたのしんでいるので、自然そのものを気持ちよく感じられる空間になっていました。
「酒井根下田の杜」では、定期的に里山体験ができるイベントが開催されているので、息子がもう少し大きくなったら積極的に参加したいと思います!
広大な里山の自然をたのしみたい、里山体験をしてみたい方は、ぜひ「酒井根下田の杜」に足を運んでみてください♪
酒井根下田の杜
住所:千葉県柏市酒井根6-5-1
アクセス:常磐線線南柏駅東口バス 今谷経由 酒井根方面 竜光寺前下車 徒歩5分
電話番号:04-7167-1148(柏市役所公園緑地課)
※毎週日曜日10:00-16:00に「NPO法人下田の杜 里山フォーラム」の活動紹介や、パンフレットの配布、物販などを行っております。