流山の由来となった伝説が残る!?地元で愛される赤城神社

近くの神社やお寺に初詣に行かれる方も多いことでしょう。
流山市にも、多くの人が初詣に訪れる「赤城神社」という地元でも有名な神社があります。

流鉄流山線平和台駅から徒歩8分ほどの場所(JR武蔵野線・つくばエクスプレス線(TX)の南流山駅からも徒歩20分ほど)にあり、お椀を伏せたような小山の上に鎮座しているのが特徴です。

実はこの神社こそが、“流山”という地名の由来となった伝説の残る神社なのです。そこで今回は、この「赤城神社」をぜひ紹介したいと思います。

地元の人たちの想いのこもった巨大しめ縄

流山街道から江戸川方面に向かうと見えてくる小山が赤城山で、その頂上に鎮座しているのが赤城神社です。

この小山の麓には、大きなしめ縄が奉納されている門が聳え立っています。門の下から見上げると、今にも落ちてきそうなくらい大迫力です!

さらによく見ると、稲藁(いなわら)で作られた大きな太いしめ縄が3本あり、それらが三つ編みされて巨大なしめ縄を形成してることがわかります。

赤城神社の大しめ縄、「流山市指定無形民俗文化財」にも登録されていて、長さ約6.5メートル、太さ約 1.5 メートル、重さは約 500 キログラムにもなるそうで す。
しかも、この大しめ縄は、同じものがずっと奉納されているのではありません。

大しめ縄の奉納は、例大祭行事のひとつとして、毎年10月第2日曜日に実施されていま
す。

流山5丁目から流山8丁目までの4つの町会の人たちが、みんなで力をあわせて、流山でとれた稲藁(いなわら)を用いて、大しめ縄を新しく作り替えて、奉納しているのです

今では無形民俗文化財として指定されていますが、始まりは定かではなく、むかしから地元の人たちに受け継がれているそうです。

地元の子どもたちの憩いの場赤城公園

この大しめ縄の門をくぐると、赤城神社の鳥居があり、鳥居の先には赤城山公園があります。ブランコやすべり台、鉄棒などの遊具もあり、この日も子どもたちが遊んでいました。

すぐそばには、無患子(むくろじ)と呼ばれる木が子どもたちを見守っています。
無患子は、その名前から子どもの無病息災を願うものとして親しまれてきたそうです。

また、秋から冬にかけて、褐色の丸い実をつけます。その実の中には真っ黒でかたい種が入っています。むかしの子どもたちは、この無患子の種をビー玉や羽根つきの羽根の頭に使って遊んでいたそうです。

この日、枝の先の方を見てみると丸い実をいくつか見つけることができました。縁起物が見れて、年始からなんだかラッキーな気分です。

赤城神社には、ご神木の無患子の種を使った、ご神徳がたくさんつまった巾着の可愛らしいお守りもあるそうです。興味のある方は、赤城神社のHPから「授与品」をチェックしてみてはいかがでしょうか。

「流山」の地名由来として語り継がれる伝説

そんな縁起物を左手に見ながら進んで行くと……長い階段が見えてきました!

この上に赤城神社の拝殿と本殿があります。

階段のまわりに見える木々は、流山市指定天然記念物第2号の社叢林(しゃそうりん)の一部です。およそ350本の樹木が赤城山の小山に独立して生育しており、季節によってさまざまな姿を見せてくれます。

階段を登ると、大きな石碑が見えてきました。
この石碑こそが、流山の由来となった伝説を記したものです。

文字を見てみると、なにやら「赤城山」や「崩流離」などと記されています。

ここには、上州(現在の群馬県)の赤城山が洪水の際に、赤城山の一部である土塊がここに流れ着いたと記されており、このことから“山が流れてきた=流山”と地名がついたと言われています。

群馬県から千葉県まで山が流れてくるなんて信じ難い話ですが、小山が平地に囲まれているという不思議な地形が妙な信ぴょう性を高めているようにも感じます。

歴史ある赤城神社の秘密

やっと拝殿が見えてきましたね。

今回は特別に拝殿の中にもお邪魔させていただきました。

拝殿の中には、祭壇だけでなく御神輿、和太鼓などがありました。

この日は、翌日のおびしゃ祭の準備をされていたため、この神事で使う鬼の面なども見ることができました。

奥に隠れているのが、赤城神社のご本殿になります。
ご本殿も特別に許可をいただき、撮影することができました。

写真のように拝殿から太鼓橋がかかり、ご本殿へと繋がっています。

ご本殿には覆屋が被さっており、外からはほとんど見ることができないため、は非常に貴重な体験をさせていただきました。

こちらのご本殿、創建は定かではありませんが、元和6年(1622年)に再建されたとの記録があるそうです。

赤城神と呼ばれる上州群馬県に鎮座する崇高なる赤城山の神を祀っており、水源の神、農業・産業の神、そして東国開拓の神とされているそうです。

正面からさらに近くで見てみると微細な彫刻が施されており、当時の技術の高さと位の高さが感じられます。

また、当時の塗装が一部残っており、緑や赤の色などが感じられます。
この細かい彫刻に色とりどりの色が施された当時の姿は圧巻だったことでしょう。

赤城神社は江戸時代において、「正一位」というとても位の高い神格を授かっています。そして、流山市の文化財に指定されている社殿(有形)、大しめ縄の奉納(無形)、厳かなご神域の社叢林(自然)は、地域の人たちにより連綿と護持されてきました。赤城神社は流山の地にとって今も昔も欠かせない神社であり続けているのです。

赤城神社の歴史と伝説をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
古くから流山を支えてきた赤城神社に是非、みなさまを足を運んでみてはいかがでしょうか。

赤城神社
住所:千葉県流山市流山6丁目649番地
アクセス:流鉄流山線平和台駅より徒歩約8分
つくばエクスプレス線(TX)・JR 武蔵野線南流山駅より徒歩約20分
TEL:04-7158-4332

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。

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