流山駅徒歩約5分!五感で楽しむ「日本茶屋 癒淹」

流鉄流山線流山駅から、流山本町通りに向かうとなにやらステキな佇まいのお店が……

ここは、築100年以上の歴史的建造物を活かした「日本茶屋 癒淹(ゆゑん)」です。

趣のある佇まいで、流山本町通りでも一際目を引く建物です。

今回は、さまざまなお茶を五感で楽しめる日本茶屋癒淹(ゆゑん)の魅力を紹介していきたいと思います。

日本茶屋 癒淹(ゆゑん)とは?

流鉄流山線流山駅から徒歩約5分。

「茶」と書かれた暖簾と、お店の中に見える大きな提灯が目印のお店です。

日本茶屋癒淹(ゆゑん)は、日本各地から厳選した煎茶やほうじ茶を自家製の甘味やお蕎麦と楽しむことができると話題のお店です。

木製の引き戸を引くと香ばしいお茶の香りが……

店内では茶香炉が焚かれており、煎茶の香りを楽しむことができるようです。

また、暖簾をくぐると、目の前には大きな提灯……

やさしい灯りに包まれ、あっという間に心がホッと安らぎます。

手前には4人掛けのテーブル席が1席あり、奥はお座敷で2人掛けのお席が3席あるようです。

今回はゆっくりお座敷でお料理をいただくことにしましょう。

お店の温かな雰囲気が写真から伝わるでしょうか?

パッと目を引くこれらの照明器具は、流山元町通りにある「あかり館@雑貨Konocono」のものだそうです。

あかり館@雑貨Konoconoは、手作り雑貨に加え、美濃和紙で作られた照明器具も販売しており、和紙越しに伝わる温かみのある光を楽しめる商品も販売しております。

座椅子の上にある座布団は、同じく流山元町通り「笹屋商店」のもの。

笹屋商店は、創業が1860(万延元)年の老舗寝具店で、寝具製作技能士の高い技術を生かした商品を販売しており、その使い心地をお座敷でも体感することができました。

また、先ほどご紹介した大きな提灯は、二軒隣りの「木村印舗」に作っていただいたものだそうで、直径90㎝にもなります。こちらは特注品で、訪れるお客様を温かな灯りで照らしてくれています。

お店の温かな雰囲気は、地元の商品を使ったインテリアからも作られているのかもしれません。

そのまま飲める⁉みりん蕎麦つゆと自家製十割蕎麦

せっかくのランチタイムということで、人気メニューの「信濃万上の香 自家製十割蕎麦セット並(200g)」を注文しました!

蕎麦セットのこだわりを伺ってみると……

信濃自家製十割蕎麦は、冬場の冷水の浸し寒風で乾燥させることでほのかな甘みを引き出す、寒ざらしそば粉を使用しているそうです。

蕎麦つゆは、醤油を一切使わず、甘味が特徴の万上みりんと白だし、水のみを使用したここでしか味わえないお味だそうです。

(万上みりんとは、流山市発祥のみりんで江戸時代中期から現在も愛される白みりんブランドの1つです。)

こだわりを伺ったところで、おすすめの食べ方も教えていただきました。

其の一
万上みりんの甘さが特徴の蕎麦汁につけて味わう。
お好みで薬味、山葵も入れて。

其の二
蕎麦茶でお口直し

其の三
お好みのタイミングで茶葉を傍に塗し、香ばしさを味わう。

其の四
最後に自家製ぜんざいの一口菓子を。

特に気になるのは、蕎麦つゆの甘みと茶葉の味変です!
それではさっそく食べてみたいと思います。

自家製十割蕎麦は、つるつるとした滑らかな舌触りで、弾力のあるお蕎麦でした。

口に入れると蕎麦の香りを感じることができ、とてもおいしかったです。

続いて、万上みりんの蕎麦つゆにつけて食べてみました。

つゆにつけることで蕎麦の風味がより引き立ち、みりんのまろやか甘味を感じます。

醤油ベースで作る蕎麦つゆとは異なり、塩味が口に残らない優しい味です。

そのまま飲んでも味が濃すぎず、蕎麦湯を出していない理由がよくわかります。

また、そば茶は香り豊かな韃靼そば茶を使用しており、蕎麦にもよく合っていました。

そして、気になっていた茶葉もかけて食べてみたいと思います。

お蕎麦の上に少しかけて、そのまま食べてみると……

煎茶の香りが口いっぱいに広がり、まるで茶そばのような豊かな風味を楽しむことができました。

蕎麦の香りと煎茶の香りを同時に感じることができ、茶そばと十割蕎麦のいい所取りです!

茶葉をそのまま食べると苦そう……と思っていましたが、茶葉の苦みよりも甘味の方が強く感じ、蕎麦との相性も抜群でした。

茶葉は口に残らないように細かく刻んでおり、後味も全く気になりません。

茶葉をかけた蕎麦を蕎麦つゆにつけて食べてみると、茶葉の甘味とみりんの甘味が味に深みを出していておいしかったです。

そんなこんなで味変しているうちに、あっという間にそばを食べ終えてしました。

最後に、甘味をいただきます。

北海道産の小豆を使った自家製ぜんざいで、しっかりとした粒感と甘さ控えめな味付けで食べやすかったです。

今回いただいた甘味以外にも、煎茶やほうじ茶、抹茶に合う甘味をいただくことができます。

自家製 みりんあんみつ 寒天に煮切りみりんを使用した一品
クリームぜんざい 冷たいぜんざいにアイスと白玉をのせた一品
ぜんざい 甘すぎない自慢の自家製ぜんざい
アイスクリーム(バニラ・抹茶)
アイス最中(バニラ・抹茶)

他のメニューもついつい食べたくなってしまいますね。

切り絵作家 飯田信義の切り絵ギャラリー

2階に切り絵のギャラリーがあるということで、見させていただくことにしました。

飯田信義さんとは、流山出身流山在住で国内外のコンクールで入賞経験のある切り絵アーティストです。

流山市では、流山市観光マップ・利根運河絵図・流山観光案内外国語版などに作品が掲載されております。

また、長谷部年春さんと切り絵行灯の作成をおこなっており、流山の街を彩っています。

お座敷席手前の階段を登っていくと……

階段の吹き抜けには、大きな美濃和紙の照明が飾られています。

その奥に見えるのが、ギャラリーです。

花火や向日葵、お祭りをモチーフにした作品が多く、日本の夏を感じることができました。

作品は購入することもでき、季節によって作品が入れ替わるそうです。

訪れるたびに、さまざまな作品を鑑賞することができるのはうれしいですね。

私が特に感動したのは、こちらのお祭りの作品です。

よく見ていただくとわかると思うのですが……

飯田信義さんの作品はラシャ紙の黒い部分が全てつながっていて、切れ目がありません。

一枚のラシャ紙に一人一人の表情から、衣服の皺、神輿の細部まで描かれていて、ずっと見ていても飽きませんね。

五感で感じる日本茶の魅力

店内の歴史ある建築様式やこだわりのインテリアを見ていると、あちらこちらにステキな食器が置かれていることに気が付きました。

これらの食器について伺ってみると、値札のついている物は全て購入できるとのこと!

食器は店主さんが、自らセレクトしたものだそうです。

湯呑や茶碗から土瓶まで、販売されており手にすっぽり収まる温かみのある器ばかりです。

販売商品は、公式HPやInstagramでも見ることができるので、ぜひご覧ください。

ステキなお店の佇まいに惹かれて、暖簾をくぐりましたが……

視覚は勿論のこと、店内いっぱいに広がる茶香炉を楽しみ、日本茶を淹れる音を聞きながら、茶葉を味わい、こだわりの器の手触りに癒されました。

「日本茶屋 癒淹(ゆゑん)」は、日本茶を日本の文化を味覚だけでなく五感で楽しめるお店でした。

皆さんもぜひ、日本茶の魅力を五感で感じてみてください!

「日本茶屋 癒淹(ゆゑん)」
住所:千葉県流山市流山1丁目5番地
アクセス:
公共交通機関でお越しの場合
流鉄流山線「流山駅」から徒歩約5分
・JR武蔵野線、つくばエクスプレス 「南流山」駅から
【南流02】 流山おおたかの森駅西口行、「流山市役所入口」下車 徒歩約7分
・東武野田線(東武アーバンパークライン)「流山おおたかの森」駅から
【南流02】 南流山駅行、「流山市役所入口」下車 徒歩約7分
車でお越しの場合
提携コインパーキング【流山本町北第二駐車場】をご利用くださいませ。
お会計1,000円以上でサービスコイン1枚お渡しいたします。
TEL:04-7150-5750
営業時間:Instagram又はHPをご確認ください
営業日:Instagram又はHPをご確認ください

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。

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