柏市の住宅街に、知る人ぞ知る小さなカフェがあります。
白い木製のベンチと緑あふれるプランターが出迎えてくれる「MUM cafe」は、自宅の1階をそのままお店にした、温かみあふれる隠れ家カフェです。
開店と同時に満席になるほどの人気を誇りながらも、その存在はどこか静かで、落ち着いた空気をまとっています。
母と娘 ふたりで紡いだ17年

MUM cafeがあるのは、柏駅から徒歩約15分ほどの住宅街。
近隣には柏第三小学校があり、地域に根ざしたお店として長年愛され続けているお店です。
入口前には木製のプランターに緑があふれ、白いベンチには自転車のマークが描かれたかわいらしい看板が飾られています。
住宅街の中にありながら、その佇まいは思わず足を止めてしまうような愛らしさがあります。

店内に一歩足を踏み入れると、アンティーク調の家具や丁寧に選ばれた器が並び、まるで友人の家に遊びに来たような温かさに包まれます。
木のぬくもりと自然光が心地よく、時間を忘れてゆっくりと過ごしたくなる空間です。
テーブルには「Reserve」の札が置かれた席もあり、常連客に愛されているお店の様子が伝わってきます。
MUM cafeがオープンしたのは2009年9月。
昔からカフェ巡りやインテリアが好きだった母娘が、自宅を新築するタイミングで「1階でカフェをやってみたい」というお母様の誘いをきっかけに、一緒にお店を始めることになりました。
店名の「MUM」は、お母さんを意味する英語。母と娘の絆が、そのままお店の名前になっています。
現在も竹内さん親子2人で切り盛りしており、17年という長い歳月を経てもなお、その温かさは変わりません。
カウンターに並ぶ器や棚に飾られた小物のひとつひとつに、2人のセンスと愛情が感じられます。
野菜と豆の力でお腹も心も満たされる

MUM cafeのメニューは、野菜や豆をたっぷり使った体にやさしい料理が中心です。
家庭的な温かさを大切にしながら、見た目にも味にもひと手間加えることにこだわっています。
取材当日にいただいたランチは、大豆と大和芋のコロッケにトマトと刻みねぎをのせた彩り豊かな一皿。
もち麦ごはん、お味噌汁、ナスの揚げ浸し、お野菜のマリネ、さつま芋の甘煮などが添えられ、素材の旨みがしっかりと感じられる丁寧な仕上がりでした。
開店当初から愛され続ける人気メニュー2種に加え、最近新たな1品も加わり、メニューはさらに充実しています。

スイーツも見逃せません。なめらかでクリーミーなレアチーズケーキ、自家製のパウンドケーキとアイスの組み合わせが絶妙なMUMパフェなど、食事の後にもついつい手が伸びてしまいます。
竹内さんが大切にしているのは「お客さまがお腹も心もゆったりくつろげるお店作り」。
その言葉どおり、料理のひと皿ひと皿から、丁寧に作られた温かさが伝わってきます。
開店と同時に満席 予約がおすすめ

MUM cafeは木・金・土曜日の週3日、11時から17時まで営業しています。
開店時間の11時にはすでに満席になることも珍しくなく、Instagramのダイレクトメールや電話にて事前に連絡を入れておくと安心です。
席が空き次第連絡をもらえる場合もあるので、気軽に問い合わせてみてください。
席の利用は、状況により2時間を目安としています。

駐車場はないため、自転車や徒歩での来店が基本となりますが、近くにパーキングもあるので車での来店の際にはそこを利用しましょう。
支払いは現金のみなので、来店前に準備しておくことをおすすめします。
住宅街の一角にひっそりと佇むMUM cafe。看板を見つけたとき、思わず「こんなところに!」と声が出てしまうような、そんな出会いの喜びがあります。
竹内さん親子が丁寧に作り上げてきたこのお店は、地域の人々にとってなくてはならない存在となっています。17年という長い年月が、その証です。
母と娘がカフェへの夢を形にしたこのお店で、日常のあわただしさをそっと手放して、ゆっくりとした時間を過ごしてみてください。
MUM cafe
住所:千葉県柏市千代田2-12-4
アクセス:JR常磐線「柏駅」から徒歩約15分
TEL:04-7192-8820
営業時間:11:00-17:00(L.O.16:30)
定休日:日・月・火・水曜日
駐車場:なし


















