突然ですが、3歳の子鉄を抱える我が家は、流山鉄道(流鉄)の一日乗車券を購入し、始発から終点までを何往復もする、というのが毎週末の過ごし方です。
子どもに付き添って流鉄に乗ってみると、どうやらこの習慣は我が家に限らないようで、流鉄の車内、特に先頭車両にはチビッコの同志をたくさん見かけます。
そんな子鉄に愛される流鉄ですが、去る11月11日(土)に子どもに向けて「第19回 流鉄の鉄道の日!!」が開催されました。今回はこちらのイベントをご紹介します。
めったにお目にかかれない“あの”場所で流鉄を満喫
今回の「流鉄の鉄道の日!!」は19回目を数えるという、なかなか歴史あるイベントです。
ただし、最近はコロナ禍により開催が見送られており、今回は実に4年ぶりの開催だったそう。
コロナにより中止になったイベントの中には、そのまま復活できずに終了してしまうものも多いので、とてもありがたいことですよね。
この「流鉄の鉄道の日!!」は、流鉄流山駅のホームと車庫で開催されました。
車庫の外壁はかなり背が高く、通常は中を覗くこともできません。そんな車庫に足を踏み入れること自体がレアな体験で、参加前からテンションが上がります。
憧れの乗務員室に潜入
このイベントではさまざまな催し物が用意されており、1日いても楽しめてしまうほどでした。
全てご紹介したいのですが、中でも特におすすめなのが「乗務員室で記念撮影」と「乗務員室でドアの開閉体験」の2つ!
「乗務員室で記念撮影」は50名限定。唯一、参加人数が限定されている催し物です。
朝9時から流鉄流山駅で整理券が配布され、我が家は9時半ぐらいに並び、ギリギリで整理券をいただくことができました。
整理券には集合時間が記載されているので、指定時間にホームに停車している車両に乗ります。
するとなんと、順番待ちをしている間に、子どもに制帽・制服を貸してもらえました。
記念撮影をするんだし、まずは見た目からなりきらないとね!
子どもも、まんざらでもなさそうな表情でポーズをキメてくれます。
そして、いよいよ乗務員室に入らせてもらいます。
本物の乗務員室で、さまざまなレバーやハンドルを好きに動かして憧れの乗務員さんに!
マイクも持って、「次は馬橋〜」なんて日頃聞いているアナウンスも再現(車内には流れませんが)。
レバーが重いなあ、椅子が硬いなあなんて感想を言いながら駅員さんに写真を撮ってもらい、大満足で乗務員室体験を終えました。
続いては「乗務員室でドア開閉体験」。
こちらは、乗務員室にあるボタンを押して、ドアの開け閉めが体験できるんです。
ドアの開閉って楽しいの?と思ってしまった親ですが、いつも見ている光景を自分の手で再現できるのは思いの外楽しく、つい何度もやりたくなってしまうんですね。
はからずも子どもと感動を分かち合ってしまいました。
ミニSL号…ホンモノの蒸気機関車だ!
上記の体験は鉄道会社ならではで、非常に楽しかったのですが、それ以外にも「あれ!これって実はすごいのでは?」と気づいたものがあります。それは「ミニSL号に乗ろう」でした。
車庫の中に線路が敷かれ、その上を小さなSL号が走っていきます。
こういう乗りものは動物園や遊園地でたまに見かけますし、あまり珍しくはないかなと思っていたのですが(ごめんなさい!)、なんとこの機関車、石炭で走る、ホンモノの蒸気機関車だったんです!
運転手さんが、運行の合間に石炭をくべているんです。
煙突から出る蒸気は、飾りではなくて本物だったのか〜!とびっくり。
大人でも今時蒸気機関車を見る機会はなかなかないので、“ホンモノ”の蒸気機関車にのることができてなんだかワクワクします。3歳児にはまだその貴重さがわからなかったようですが、もう少し大きい年齢のお子さんであれば、きっとそのスゴさに気づいてより楽しめるはずです!
縁日やグッズ販売など、家族で1日中楽しめる仕掛けがたくさん
今回は乗務員体験や、SL号についてご紹介しましたが、その他にも会場にはヨーヨーすくい、駄菓子コーナー、オリジナルバスマットなどの流鉄グッズ販売というように、さまざまな種類の催し物が用意されており、どの子でも、大人でもしっかり楽しめるイベントでした!
来年も「流鉄の鉄道の日!!」が開催されたら、ぜひご家族で遊びに行ってみてくださいね!
第19回 流鉄の鉄道の日!!
住所:流山市流山1丁目(流鉄株式会社)
アクセス:流山鉄道「流山駅」すぐ
電話:04-7158-0117
開催日時:2023年11月11日㈯ 9:30~14:30