安くて大盛りのおそばと言われたら行ってみたくありませんか?
今回、テレビやInstagramで紹介されていた流山の「生そば小西屋」に行ってみました。
どんなお店だったかご紹介します。
昔ながらの雰囲気が魅力の店内

「生そば 小西屋」は、古いたたずまいの昔ながらの小さな蕎麦屋さんです。控えめな外観なので気をつけていないと通り過ぎてしまいそう。
お店の隣に車6台ほど止められる駐車場はありますが、少し狭めなのでバックで入るのがおすすめです。
ガラガラと引き戸を開けると、座敷といす席を備えた20人ほどしか入れない店内。そこには昭和時代を思わせる懐かしい雰囲気が広がっています。15時閉店で私は14:30頃に訪れましたが、満席で少し待ちました。
近所の方からは「いつも並んでるお店だよ」と聞いていたのでやっぱり人気店なんだと実感しました。
歴史を感じるお店ですが、店員さんがアルコール消毒をする姿や丁寧に片付けをしている様子が見えて、清潔さへの配慮が感じられます。
信じられないほど安いメニューの数々

まもなく席に案内されてメニューを見るとその値段にびっくりします。今どき珍しく、1,000円を超えるメニューが一つもないんです。一番安いメニューは350円!
「メニューを変えるのが面倒で」と店主さんは謙遜していましたが、お客さんのことを考えて安い価格を守り続けているんだなという温かさが伝わってきます。
駐車場で車を降りたときに香ってきたカレーも気になります。
たくさんのメニューがあって迷ったのですが、私は初めてなので「もりそば」を注文しました。
たった450円で驚きの大盛りそば

昔ながらの座敷にテレビがあって、料理が出てくるまでの時間もあっという間でした。
出てきたそばの量にびっくり!山盛りに盛られたそばは、普通のお蕎麦屋さんの倍以上の量です。これが450円なんて信じられません!テレビで言っていた「安くて大盛り」は本当でした。
そばは細めでつるつるしていて食べやすく、香りが立ちます。つゆも濃すぎず薄すぎず、まろやかなので私の好みでした。
遅めのランチだったので、お腹もペコペコでどんどん箸が進みます。女性の私には、かなりの量でした!大満足です。
普通のお蕎麦屋さんでは一人前250グラムくらいなのに、ここでは通常サイズでも600グラム、大盛りになると800グラムもあるそうです。それでも大盛りを頼む方が多いそうです。
このボリュームと価格のバランスは、今の時代では考えられないほどお得ですね。
200年続く伝統の味を守り続ける老舗

閉店間際だったので、店主さんに声をかけると気さくにいろいろお話してくれました。
驚いたことに、このお店は1825年創業で、今の店主は6代目。流山で最も古い蕎麦屋で、200年の歴史と代々受け継がれた伝統の味を守り続けているお店なのです。
新選組ともゆかりがあるそうですよ。歴史好きにはたまらない話です。
そばへのこだわりについて聞くと、「前日に仕込んで一晩寝かすんですよ」と教えてくれました。つゆに関しては「代々受け継がれてきた秘伝のレシピを守り続けています」と誇らしげ。
そんなそばはとても人気があり、閉店時間前に売切れることもあるそうです。
「駐車場でカレーのいい香りがしました」と伝えると、店主は目を輝かせました。
「あれは蕎麦屋ならではの返しを使ったカレーです。肉も特注のこだわり品なんですよ」と教えてくれました。
私は次はぜひこのカレーを食べてみたいと思います。
人気の理由は長い年月をかけて培われた本物の味と、信じられない価格設定、そして何より店主さんの温かい心遣いがあるからなんですね。
流山に行ったときは、ぜひ立ち寄ってみてください。控えめな佇まいからは想像できない、驚きと満足が待っていますよ!
「生そば 小西屋」は、一回だけじゃなく何度も行きたくなる、そんな魅力たっぷりのお店でした。
生そば 小西屋
住所:千葉県流山市流山2-307
アクセス:流鉄流山線「流山駅」から徒歩約2分ほど
電話番号:04-7158-1074
営業時間:11:40-15:00(売切れ次第終了)
定休日:日曜日と毎月29日以降
駐車場:あり
※売切れることがあるため、混雑が予想される日は早めの来店をお勧めします。